最近の当臨書ブログで続けてとりあげている、孫過庭(そんかてい)の名品「書譜」(しょふ)の一節「議於断割語過」の書・書道(臨書)作品。
特に、三文字目の「断」の最終画などは、文字の懐を大きく取って、余白の重要性を我々に示してくれている。
よく、「臨書の行為が書道作品制作に結びつかない」という声をCalligrapherの主宰する書道教室でも耳にする。
それは、『この古典のこのような部分を書道作品にとりいれてやろう』という心構えの不足から来るものなのである。
書・書道に関するブログ。そのなかでも、書・書道作品制作を行う上で、必要不可欠な「臨書(りんしょ)」作品を掲載して行くブログです。 臨書とは、古典・古筆の学習を行い、書道作品を制作する上での糧を得るためのものです。