2007-09-29

書・書道・臨書:臨書「蘭亭叙“神龍半印本”」(王羲之)

 書家の主宰する書道教室に、新規入会者があった。
 まだまだ初学の段階ではあるが、全く筆を持ったことが無いわけでもない。しばらくは、“書聖”王羲之「蘭亭叙」(らんていじょ。神龍半印本)の優雅な世界を堪能していただこうかと思う。
 さて、次回の当臨書ブログでは、孫過庭(そんかてい)「書譜」(しょふ)をとりあげる予定である。

2007-09-26

書・書道・臨書:臨書「寸松庵色紙」(すんしょうあんしきし)

 古筆「寸松庵色紙」の一葉のなかの一節「ちはや不(ふ)る」を臨書。
 特に“は”の懐の余白の使い方、また“や”に繋がるその周囲の白を大切に、見逃さぬよう、臨書してみた。
 因みに、臨書を行った際の文字造形の大きさは原寸大。

2007-09-15

書・書道・臨書:臨書「祭姪文稿」(顔真卿)

 私が創作書道作品を展開するにあたって、特に重視している古典の一つ、中国唐時代の四大書家の一人、顔真卿(がんしんけい)の「祭姪文稿」(さいてつぶんこう)を臨書。
 豪快で重厚な線質によって構成された名品である。しかし、それとは逆の“息抜き”をさせた箇所があるからこその品格がある。

2007-09-13

書・書道・臨書:臨書「十七帖」(王羲之)

 “書聖”王羲之(おうぎし)の草書の名品「十七帖」を臨書。当臨書ブログでは以前にも、この十七帖をとりあげたが、今回は創作書道作品への移行を意識して、羊毛超長鋒筆を使用して、臨書(書道)作品としてみた。

2007-09-11

書・書道・臨書:臨書「針切」(はりぎれ)

 当臨書ブログでさかんにとりあげている、古筆「針切」(はりぎれ)を臨書。
 潤筆(しっかりと墨を含んだ箇所)と渇筆(カスレた箇所)を原本の通り、はっきりと表現し、書道(臨書)作品として格を保つことが出来るよう、遠近感を表現することに苦心した。
 古筆における潤筆・渇筆の変化の重要性は書道教室でも、いつも説いている事柄である。

2007-09-09

書・書道・臨書:臨書「寸松庵色紙」(すんしょうあんしきし)

 “古筆の王様”とまで言われる、堂々とした雰囲気をみせる、古筆「寸松庵色紙」(すんしょうあんしきし)の一葉を臨書。
 一行目の「も」などは創作仮名書道作品で、すぐにでも使えそうである。

2007-09-08

書・書道・臨書:臨書「重之集」(しげゆきしゅう)

 最近の、当臨書ブログでは、ちょ遂良の楷書の名品「雁塔聖教序」の臨書作品を公開していたが、今日は久し振りに、古筆の「重之集」(しげゆきしゅう)の一部分を臨書、公開してみた。
 “仮名”のイメージを大きく変えるまでの、筆を開閉させ、展開させている箇所を臨書。

2007-09-07

書・書道・臨書:臨書「雁塔聖教序」(ちょ遂良)

 ちょ遂良「雁塔聖教序」の一節を臨書。右下払いの多い箇所を選んでみた。
 まさに、顔真卿(がんしんけい。中国唐時代の四大書家の一人)を彷彿とさせる、ボリュームのある払いは圧巻である。

2007-09-06

書・書道・臨書:臨書「雁塔聖教序」(ちょ遂良)

 ちょ遂良(ちょすいりょう)の楷書の名品「雁塔聖教序」(がんとうしょうぎょうじょ)の臨書作品。
 一本の線における、微妙な筆圧の変化も素晴らしいものがあるが、さらに、文字の懐を大きく見せるヒントが、この「雁塔聖教序」では明瞭に示されている。

2007-09-04

書・書道・臨書:臨書「雁塔聖教序」(ちょ遂良)

 最近、自身、書家としての書学の一環として行っている、ちょ遂良(ちょすいりょう)の楷書の名品「雁塔聖教序」(がんとうしょうぎょうじょ)の一節を臨書してみた。
 この臨書作品の場合、特に三文字目・五文字目の右下に向かう細線の微妙な筆圧の変化に注意して臨書している。

2007-09-03

書・書道・臨書:臨書「雁塔聖教序」(ちょ遂良)

 しばらく、この当臨書ブログでとりあげようと思っている、ちょ遂良(ちょすいりょう)の楷書の名品「雁塔聖教序」(がんとうしょうぎょうじょ)を臨書。
 たしかに“楷書”の名品なのだが、細かく観察してみると、行書体のように、画を続けている箇所がある。
 また、「雁塔聖教序」を臨書する際、右下への払いを顔真卿(がんしんけい)の如く大胆に揮毫したい。

2007-09-02

書・書道・臨書:臨書「雁塔聖教序」(ちょ遂良)

 この当臨書ブログでは久々の登場となる、ちょ遂良(ちょすいりょう)の楷書の名品「雁塔聖教序」(がんとうしょうぎょうじょ)の一節を臨書してみた。
 繊細な線質でありながら、(特に)右下への払いに重厚さがみられる。また、一文字目の上部と下部の位置関係、三文字目の偏と旁の関係、六文字目の一番右側の縦線の変化など、あらゆる箇所に気を配りながら臨書することが重要。