2007-06-02

書・書道・臨書:臨書「針切」

 先の当ブログでも記述したが、仮名書道作品を制作するときだけでなく、漢字など、他の書道のジャンルを手懸ける書家であっても、その深淵さを表現するには、(古筆の臨書は)必要不可欠である。
 また、近代詩文書は仮名造形も扱う。従って、古筆の臨書を行わなければ、それ(近代詩文書作品)に奥行きを表出させることができない。
 今日は、「針切」(はりぎれ)を臨書(原寸大臨書。文字部分を拡大して撮影するため、周囲の余白をカットしてある)。針のような鋭い筆致で揮毫されているところから、この呼び名がついたとされる。
 そのため(鋭い筆致で揮毫されているため)、非常に小粒な文字造形ながら、全く弱弱しさをみせない。

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