今日掲載した臨書作品は、中国唐時代の四大書家の一人である虞世南(ぐせいなん)の「孔子廟堂碑」(こうしびょうどうひ)の一節「以測精微修春」である。
孔子廟堂碑は、(こちらも中国唐時代の四大書家の一人で)欧陽詢(おうようじゅん)「九成宮醴泉銘」(きゅうせいきゅうれいせんめい)と対比して議論されることが多い。今回、臨書学習した「孔子廟堂碑」はやや丸みを帯びた趣を呈しているのに対し、九成宮醴泉銘は、それの逆を行く。
どちらが秀でている、ということではなく、どちらの書風も体得しなければならない、と考えるべきである。
ちなみに私の書道教室では、「孔子廟堂碑」を先に臨書学習する。
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