ここ数日は「石鼓文」(せきこぶん)という篆書体の臨書作品を通して、“無表情”な書体を紹介した。今日は、過日の当ブログ『書・書道・臨書ブログ』でも既に取り上げている「傅山(ふざん) 行草五言古詩巻」の臨書学習で、自身のリズムを(そして、この『書・書道・臨書ブログ』の雰囲気も)変えてみたいと考えた。
「傅山 行草五言古詩巻」の一節「佳児辛日時戊」を臨書してみた。古典作品解説をすると、「佳」で縦長の造形を作り、「児」で左右に勢いを持たせ、「辛」でさらにそれを強くし、「日」で控えめな箇所を作り、「時」でまた横に勢いのある造形を作っている。
臨書の際はこのような部分などを注意して観察すると、臨書力もつき、創作活動にも結び付けやすくなる。
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